いきこと農場だより

いきこと米をつくっています。「生きること」は「食べること」 いのち育む「土」が有れば大丈夫

生姜の植え付けをしました。

昼間はぽかぽかしてきましたが、まだまだ朝夕は寒くて、ファンヒーター絶賛稼働中の津山市加茂町です。

ある4月末の気温ですが、

 

最低気温2℃、最高気温21℃

 

この寒暖差が米を美味しくするのだ、という県北&山間部ならではの春です。

 

 

さてさて先日の4月23日は生姜の植え付けを行いました。

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670平方メートル=畳670枚分の広さの畑です

当日の作業員は3名。

いきこと農場長こーじ(旦那)と、妊娠10か月目の私みわ(嫁)、みわ母。

 

いやいや10か月目の妊婦さんが畑仕事をするのはどうか、と思いますが、みんながやってるのを見たらやりたくなる!ということで、本当に無理のない範囲で作業をしました。

 

※ちなみに先日は籾撒きもしました。

ikikoto.hateblo.jp

 

 

そして今回植えた量はこちら。コンテナ9個分、約144kgあります。

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親生姜の入っていたコンテナ

種になる生姜を「親生姜」と呼ぶのですが、それが30㎝くらいあって大き過ぎるので、ぽきん、と割って握りこぶしくらいのサイズにします。

そののち役割分担をして、まずは旦那が耕運機という機械で土をほりほりしてみぞをつくります。

私は猫車をひいて、親生姜の入ったコンテナを運びます。

そして母が30センチ間隔で生姜を植えていく、というふうになりました。

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美しく並ぶ親生姜たち

このね、生姜を置く、という作業なのですが案外テキトーに出来ないものなのです。

生姜の芽がのびる向きがそれぞれにあるので、ちゃんと芽が地上に向くように配置しないといけないのです。

 

猫車でコンテナ運ぶ→親生姜を取り出す→芽の向きを確認→かがんで配置

 

スクワットしたり、かがんだりするので、けっこう足腰に負担がかかります。

最初はよいしょよいしょとやっていましたが、あまりにも母が大変そうなので作戦変更。

私が猫車をひきながら適当に生姜を投げていくから、母は生姜の向きだけ修正をしていってねという【投げ入れ植え付け法】です。

 

やってみると、これがめちゃくちゃ効率的!!

一度に2列ずつ進み、あっという間にコンテナが空に!

 

均等に30㎝間隔で投げ込めているコントロールの良さと、なんなら生姜の芽の向きを修正しなくても合ってるという、私の謎スキルが発覚した日でもありました。

 

抜群のチームワークでやり抜き、最後は土をかぶせていきます。

農業経験のない母は、これが人生初のレーキ(熊手)体験でした。

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生姜が地表に覗かないよう、しっかり土をかけていきます

 

お腹もそんなに出ていないし、動作も歩くのもきびきびしているから、つい動けてしまう私に始終ひやひやする母。

 

「重たいもの持ったらだめだからね!」

「無理せず、動かんのんで!」

「かがまんのよ!」

 

な、な、な、なにもできないじゃないか…!!

農業って体を使う仕事だなあと、あらためて思いました。

 

「今日も2万歩あるいてきたわ」と、いつも軽~く言う旦那。

いつも大変なお仕事、おつかれさまです。ありがとうね。

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いえーい!終わったー!


年末には収穫できるであろうこの生姜たちも、もうじき生まれてくる命にも、

とても楽しみな気持ちでいっぱいになる1日でした。