いきこと農場だより

いきこと米をつくっています。「生きること」は「食べること」 いのち育む「土」が有れば大丈夫

麦の収穫。二毛作にトライ

噂の二毛作

社会科の教科書で見た覚えがあるけど、普通の日常では行わないこと。 

しかし、これをやると農家は儲かる、それが「二毛作」。

 

 

お米は5~7月に植えて、収穫は9~10月。

成果物は年に1度しかありません。

なので米を植えていない期間に作物を作れるとハッピーなわけです。

 

そこで、いきこと農場、2021年初の試みで麦を1町植えました。

 

植え付けは11月。米の収穫が終わった田んぼを手入れしてすぐ、といった感じです。

麦の特性上、植えた後は放っておいてOK、な育て方がなんとも嬉しい!!

※鹿対策、追肥など、多少はしないといけません。 

 

f:id:ikikoto:20210707180602j:plain

植え付けをした11月

土を耕す、種をまく、が一度にできちゃうトラクター。

 

先輩農家さんの持っているものだと、さらに肥料までまけちゃうんだそう。

ちなみにそのレベルのトラクターだと1台、1千万円くらいするらしい!

 

 

 

それから年が明けて、3月頃。

踏まれた麦は強くなる、ということでローラーで踏みます。

f:id:ikikoto:20210729150052j:plain

SANAE LOVELY(サナエラブリー)でフミフミー

ぶい~~ん、と苗の上を走り回ります。

そんなに踏んづけて大丈夫?と思うけど、苗を触ってみたら意外にもしっかりしていて根強い。

 

そしてこの機械「SANAE LOVELY(サナエラブリー)」っていうらしいです。

泥だらけのごつい機械に、可愛い名前がついているとたくましく見えるのは私だけでしょうか。

 

 

そして、先月、収穫の6月を迎えました!

f:id:ikikoto:20210729150509j:plain

金色にまぶしい麦たち

 

麦にもオオムギ、ハト麦、小麦、といろいろあります。

 

今回私たちが作ったものはパンやうどんに使われる小麦粉になるもの。

津山で商品化されている「津山のほほえみ」用に、すべて出荷するようになっています。

新たな取り組みでしたが、ぶじ収穫から出荷まで終えることができました!

 

 

ふり返ってみて・・・

いきこと農場長曰く

 

「最初は麦だけで終わりにする予定だったけど、できそうだったから二毛作してみた!」

 

とのことでした。

 

サラッと言っていますが、いきこと農場も手掛ける面積が10町になり、それを1人でまわしている状態です。(嫁は育児奮闘中)

 

現場作業や事務仕事、年々増える管理する田んぼの面積など。

日々忙しさに圧倒されてしまいますが、それでも新しいことにトライする余裕ができてきた嬉しさがあります。

 

そして今年の米を収穫し終えたら、再びやってくる麦の植え付け…

 

 

あれ?いつ休むの?