【薬膳】裏庭に自生していた「ミョウガ」
いきこと農場 台所課みわです。
育児をしていると、さっき朝ごはん食べたのにもう深夜じゃん…というタイムスリップが起こります。
そんな生活にも少しずつ慣れてきた今日この頃です。
さて、すっかり秋めいてまいりましたね!!
私たちがお米を作っている加茂町ですが、夜中の気温は17度とはやくも肌寒くなってきました。
そこで食べたいのは、秋に備えて体を温めてくれる食材です。
そんな野草はないだろうかと、野草ハンターの出動です。
我が家の裏には、人の手をなるべくかけず、自然の循環を大切にしている庭があります。
と、言えば聞こえがいいですね。
なんのことはない、ほったらかして草ぼーぼー、な庭です。
そこを探したら大抵なにかの野草を見つけられるのですが、今回大発見だったのは、そこに野生のミョウガが生えていることでした!
わかりますでしょうか。
すこしよれよれっとした、竹のような葉。
左右対称にびしーーっと生えているのがミョウガです。
ミョウガはショウガ科。
なのでミョウガもショウガも葉っぱがよく似ています。
本によると8~10月頃に採取できるみたいなので、さっそく収穫します。
しかし、いつも食べているミョウガのあの部分がどこに出来るのか分からず
「アレは根っこっぽいよな!」
と、思って、とりあえずその辺に生えていたのをズボッと抜いてみました。
ショウガも、収穫する時は地面から出ている茎を持って引き抜きます。
でもそこには何もなく……(ごめんミョウガ)
Googleで調べてみたら、ミョウガは地面からひょこっと出ているとのこと。
草をかきわけて、よーくよーく見てみると
おったーーー!!!
それから探してみるとミョウガの頭があっちこっちに!
ピョコピョコ出てる!うおおおお!!
初のミョウガ収穫に大興奮!
そしてなんとミョウガの花。
生まれて初めて見て、そのかわいさに感動。
咲いた花は1日で枯れちゃうんですって。
そんな一瞬に出会えるなんてレアですね!
でも食べるためにもぎとります。
大収穫です。
どくだみの葉も、一緒にいくらか採取。
その日の夜はミョウガ、どくだみ、たまねぎ、山芋、オオバの天ぷらをしました。
ただ、どくだみはやはり癖が強くて、旦那は食べませんでした。
ミョウガは【温】の食材。
体を温めて血行も良くしてくれるので、ぜひ秋に備えて食べたいところ。
あの独特な辛みと風味が食欲を増進させて、胃もすっきりさせてくれます。
食物繊維が豊富なので、整腸作用や、肥満予防にも良し。
血を巡らせるので、女性は月経不順にも効果ありだそうです。
おいしい食べ方は
・ザク切りにしてらっきょ酢に浸ける。
・天ぷらで食べる
・千切りにして刺身のつまに
もしかしたら皆さんの家の裏や、空き地や、草むらを探したら野生のミョウガがコッソリ生えているかもです。
ぜひぜひ皆さんもお召し上がりください。
こぼれ話
「あれ?ショウガに似たやつがいる」
と、旦那も気付いていたらしい。
そしてとりあえずズボッと抜いてみたそうです。
そういえば私が引き抜いたショウガの隣に、なんか抜かれてたやつが横たわっていました。
夫婦って考えることがおなじなんですね~